受験生の皆さん・保護者の皆様、こんにちは。
本日6度目のブログ更新です。
今回のブログでは、
先週2月11(火)に茨城県教育委員会から発表となりました
『茨城県県立高校入学志願状況』と
その簡単な考察についてお伝えします。
令和7年度茨城県県立高校入学志願状況県北地区 高校名 定員 志願数(昨年) 倍率(R6/R5/R4/R3倍率) 対定員(昨年)
日立一 161 245(186) 1.52(1.15/1.49/1.40/1.43) +84(+24)
日立北 200 193(213) 0.97(1.07/0.87/0.86/1.05) − 7(+13)
多賀 240 287(233) 1.20(0.97/0.81/1.01/1.07) +47(− 3)
日立二 160 81(118) 0.51(0.74/0.84/0.97/0.70) −79(−42)
日立商業
(商業) 160 224(183) 1.40(1.14/1.09/1.15/0.98) +64(+23)
(情報) 40 44( 33) 1.10(0.83/0.88/1.08/1.05) + 4(− 7)
日立工業
(機工) 80 83( 56) 1.04(0.70/0.90/----/----) + 3(−24)
(電気) 40 15( 43) 0.38(1.08/0.78/0.40/0.83) −25(+ 3)
(情電) 40 28( 25) 0.70(0.63/0.78/1.28/0.95) −12(−15)
高萩清松 160 106(104) 0.66(0.65/0.88/0.81/0.55) −54(−56)
磯原郷英 80(−40) 35( 50) 0.44(0.42/0.50/0.53/0.52) −45(−70)
太田一 160 164(175) 1.03(1.08/0.95/0.84/0.78) + 4(+13)
太田西山 160 60(54) 0.38(0.34/0.41/0.71/0.89) −100(−106)
東海 160 153(187) 0.96(1.17/1.04/1.09/1.04) − 7(+27)
高萩(定前) 80 43(57) 0.54(0.71/0.56/0.88/0.54) −37(−23)
(定後) 40 11(11) 0.28(0.28/0.33/0.23/0.63) −29(−29)
水戸地区 高校名 定員 志願数(昨年) 倍率(R6/R5/R4/R3倍率) 対定員(昨年)
水戸一 161 265(268) 1.65(1.68/1.64/1.89/1.52) +104(+108)
緑岡 280 366(337) 1.31(1.20/1.34/1.11/1.21) + 86(+ 57)
水戸二 320 340(383) 1.06(1.20/1.18/1.30/1.05) + 20(+ 63)
水戸桜ノ牧 320 400(492) 1.25(1.54/1.22/1.47/1.33) + 80(+172)
水戸三
(普通) 240 316(279) 1.32(1.16/1.08/1.00/1.17) + 76(+ 39)
(家政) 40 74( 31) 1.85(0.78/1.40/1.03/1.15) + 34(− 9)
(音楽) 30 19( 13) 0.63(0.43/0.53/0.23/0.20) − 11(− 17)
水戸商業
(商業) 120 180(180) 1.50(1.50/1.33/1.13/1.48) + 60(+ 60)
(情ビ) 80 78( 80) 0.98(1.00/1.23/1.16/1.11) − 2(± 0)
(国ビ) 80 108( 74) 1.35(0.93/1.31/0.89/1.25) + 28(− 6)
水戸工業
(機械) 80 89( 72) 1.11(0.90/1.15/1.13/1.11) + 9(− 8)
(電気) 80 147( 64) 1.84(0.80/1.55/1.39/1.00) + 67(− 16)
(情技) 40 51( 57) 1.28(1.43/1.55/1.75/1.63) + 11(+ 17)
(建築) 40 74( 49) 1.85(1.23/0.95/1.43/1.33) + 34(+ 9)
(土木) 40 57( 55) 1.43(1.38/1.15/1.18/1.35) + 17(+ 15)
(工化) 40 64( 21) 1.60(0.53/1.15/1.15/1.15) + 24(− 19)
佐和 240 214(240) 0.89(0.00/1.06/1.19/1.13) − 26(± 0)
那珂 160 168(207) 1.05(1.29/0.96/1.03/0.99) + 8(+ 47)
勝田工業
(総工)240 213(231) 0.89(0.96/0.86/0.95/1.06) − 27(− 9)
水戸農業
(農業) 40 38( 36) 0.95(0.90/0.83/1.15/0.98) − 2(− 4)
(園芸) 40 43( 26) 1.08(0.65/1.03/0.98/0.85) + 3(− 14)
(畜産) 40 52( 32) 1.30(0.80/1.10/1.45/1.25) + 12(− 8)
(食化) 40 55( 56) 1.38(1.40/0.93/1.00/1.15) + 15(+ 16)
(農土) 40 34( 40) 0.85(1.00/0.90/0.90/0.85) − 6(± 0)
(生科) 40 33( 44) 0.83(1.10/1.05/1.35/1.05) − 7(+ 4)
(農経) 40 19( 41) 0.48(1.03/0.68/0.80/0.93) − 21(+ 1)
那珂湊
(普通) 40 18( 24) 0.45(0.60/0.90/0.58/0.53) − 22(− 16)
(商業) 80(120) 60( 67) 0.75(0.84/1.05/0.77/0.85) − 20(− 53)
海洋
(海技) 40 12( 11) 0.30(0.28/0.43/0.45/0.38) − 28(− 29)
(海食) 40 14( 21) 0.35(0.53/0.68/0.70/0.68) − 26(− 19)
(海産) 40 33( 35) 0.83(0.88/0.68/1.13/0.80) − 7(− 5)
常陸大宮
(普通) 40 17( 17) 0.43(0.43/0.23/0.23/0.28) − 23(− 23)
(機情) 40 15( 23) 0.38(0.58/0.68/0.50/0.78) − 25(− 17)
(商業) 40 4( 8) 0.10(0.20(0.25/0.20/0.33) − 36(− 32)
以上となっています。
※上記倍率等は茨城県教育委員会発表のデータですが、
誤記等の可能性もありますので、
再度各自、各高校のHPや茨城県教育委員会のHPでご確認ください。
ここからは
令和7年度茨城県県立高校入試の動向(私なりの私的な展望です。)です。
まずは
県北地区日立一過去5年間では最高の倍率となりました。
昨年は志願先変更で2名の減。
志願者184名最終倍率1.14倍(計算上不合格者22名)でしたが、
実際にはその後の志願辞退者が13名で不合格者は9名。
この辞退者13名は私立単願切り替えによる辞退だと思われます。
この数値を今年に当てはめてみます。
昨年と違い今年は日立北が割れていますので、
志願者245名中多く見積もって変更が10名。
志願先変更後の志願者数は235名と予想。
その後私立単願切り替えが20名と想定。
最終的には200名ちょっとが受験....、
という感じになるのでしょうか。
今年の茨城高専の合格発表は2月14日(金)でしたので、
明日からの志願先変更で若干の変動は見られるものと考えられます。
なかなか予想は難しいのですが、
志願者数は200名ちょっと、
最終倍率は1.25倍あたりになるのでしょうか。
続いて
日立北。
昨年は3年振りに倍率が出た日立北ですが、
今年は再び定員割れに...。
志願先変更で5名程は増えるような気がしますが、
志願者数は200名弱、
最終倍率は良くても1.00倍前後でしょうか。
続いて
多賀。
こちらは3年振りに倍率が出ました。
日立二の志願者が極端に減っていることを考えると、
47名が不合格になるという高倍率を嫌い、
日立二に志願先変更する女子生徒も出そうな気配です。
とは言うものの、
大きな減にはならないと思われ、
多くても最終的には10〜15名程の減で、
270名前後の志願者となり、
最終倍率は1.2倍前後となるのでしょうか。
そうなると、
ボーダーラインが280点くらいになるような気がします。
続いて
日立二。
過去5年間では最低倍率の0.51倍。
定員の半分しか志願していません。
ただ、
日立一・多賀・日立商業の高倍率を嫌って、
一定数の志願先変更での志願者増はありそうです。
最終的には15〜25名の増となるのでしょうか。
だとしても志願者数は100名前後、
最終倍率は0.60前後となりそうです。
もしかしたら200点を切っても合格の可能性は出てくるかもしれません。
続いて
日立商業。
今年の商業科は過去5年間で最高の1.40倍となりました。
当然この高倍率を嫌って
日立二に志願先変更する女子生徒は増えるものと思われます。
あくまで予想ですが、
多賀以上に志願先変更で志願者が減るものと考えられ、
最終的には20名程の減、
200名ちょっとの志願者となりそうです。
そうなると、
志願者数は200名を越えるくらいで、
最終倍率は1.25倍程度となるのでしょうか。
情報は1.10倍で計算上の不合格者は4名。
もしかしたら志願先変更で減となる可能性もありそうですが、
それ程大きな変化はなさそうです。
続いて
日立工業。
こちらは機械・工業化学のみに倍率が出ていますが、
あくまでも計算上の不合格者はわずかに3名。
おそらく学科変更での動きがみられそうです。
どちらにしても、
以前のような人気はもうなく、
ほぼ全入状態になるのではないでしょうか。
続いて
太田一。
こちらは2年連続倍率が出たとはいえ、
今年も1.03倍と低倍率。
以前のような人気は無く、
入りやすいナンバースクールとなっています。
勿論ボーダーラインも、
高倍率が出ていた頃に比べるとかなり下がっているものと考えられます。
おそらく300点を切っていても合格の可能性は十分にあるものと思われます。
続いて
東海。
こちらは0.96倍と、
過去5年で初めての定員割れです。
かつて(20年程前)はボーダーラインが240点前後だった東海ですが、
ここ数年は200点を切っても可能性はあったはず。
今回の定員割れで若干志願先変更の増はあるものの、
志願者数は160名前後、
1.00倍を越えるかどうかとなりそうで、
ボーダーラインが240点まで上がることはなさそうです。
それ以外の県北地区の高校については、
これまでと変わらず定員割れ状態が続いており、
県北地区の少子化が直接的に入試に影響していると思われます。
高萩を除き、
東海を含めた
県北地区県立高校定員は1841名。
これに対して
志願者数は1718名。
倍率は0.93倍。
昨年が0.86倍でしたので
今年は若干県立の倍率は上がりました。これをどうとらえるか...ですが、
中〜上位校の倍率は上がり、
下位校の倍率が軒並み下がっていることを考えると、
今年倍率が上がったのは単に県立志向が強まったというよりは、
倍率の出ない、
入れる高校には行きたくない。
入れる県立高校を選ぶのなら、
少しでも上位校を目指し、
だめなら私立高校でいいという考え方が強まっているのではないかと感じています。
これは
いわき市内でも同じ状況になっているものと思われます。
少子化の影響で倍率が下がり、
ここ数年県立高校は選ばなければいける...、
という状況の中、
明らかに受験生や受験生の保護者様の意識が変わってきたと感じます。あくまでも私の私見ですが...。
水戸地区については、
上位校については相変わらずの高倍率ですが、
実業系高校で顕著に感じられるのは、
(県北地区でも同様ですが)
昨年度倍率が低かった学科には志願者が集まり、
倍率の高かった学科からは志願者数が減少するという傾向にある感じがします。
もしかしたら、
昨年度の結果だけを見て志望校を選択している傾向があるのかもしれません。
私のように毎年志願状況を細かく見ていると、
志願者の動きが何となく見えてきます。
昨年度の倍率が低かったから、
もしくは高かったから...、
という判断をした方もいらっしゃるのかと思います。
全てがそうではないと思いますが、
志願倍率の予想は、
昨年度の結果だけではできず、
過去5〜10年間を見て初めて見えてくるものです。
以上、
志願先変更前の志願状況に関する私の見解を述べさせて頂きましたが、
あくまでも私の私的な見解ですので、
志願先変更等をお考えの方は、
必ず中学校の担任の先生とご相談の上、
決めて頂くようにお願い致します。
あくまでも私の見解は参考程度でご覧になって下さい。
この後、
茨城県県立高校志願先変更は明日17日(月)・18日(火)となっており、
翌19日(水)には茨城県教育委員会から最終志願者数と倍率が発表されると思いますので、
最終倍率を見て、
また私なりの見解を述べさせて頂く予定です。
なお、
福島県立高校の志願先変更期間は13日(木)で終了しており、
すでに福島県教育委員会から志願先変更後のデータが公表されておりますので、
後ほどの当ブログで、
福島県県立高校の志願先変更後の倍率を見て、
私なりの見解を述べさせていおただく予定です。
今後とも当ブログの更新、
楽しみにお待ちください。
令和6年度 No.198
明秀日立生徒募集部