受験生の皆さん・保護者の皆様、こんにちは。
本日2度目のブログ更新です。
前回の
いわき市立川部中学校「高校説明会」の紹介に続き、
今回のブログでは、
一昨日
10月31日(木)に行われました
いわき市立赤井中学校の
「進路についての講演会」の紹介をさせて頂きます。
赤井中学校でのこの講演会は、
毎年10月後半に行われ、
令和4年度から始まり今回が3回目となります。
この講演会は
各中学校で行われる「高校説明会」とは内容が違い、
本校の紹介や入試制度説明、
本校のアピールなどをする場ではなく、
半年後の入試に向けて、
県立高校入試の動向や高校選びのポイント、
入試に向けての学習・生活の在り方、
心構えなどをお話しして、
受験生の皆さんが半年後の入試に向けて、
しっかり準備を進めることができるようにお話しすることが目的です。
ですから、
私の口から「本校では...」
というセリフはほとんど出てきません。
私の話全てが「来年の入試に向けて...」
という方向性の話となります。
この様な講演会に招かれるようになったきっかけは、
赤井中学校の進路担当の先生との出会いです。
その先生と初めてお会いしたのは今から10年以上前でしょうか、
その先生の前々任校を私が担当してご挨拶にお伺いしたところから始まります。
その後前任校でもお会いし、
令和4年に赤井中学校で三度目の再開。
その時の挨拶の中で、
私が培ってきた入試に関する情報や知識を、
受験生の皆さんに少しでも還元できれば...、
という話からこの様な講演会にお伺いすることとなりました。
3度目の講演会となった今回、
毎年話の柱となる部分は変わりませんが、
時代と共に少しずつ内容をアレンジし、
実情に合ったお話しをさせて頂いております。
講演会が行われた10月31日(木)は13:15頃に赤井中学校の到着。
最初に校長先生にご挨拶させて頂き、
進路担当の先生とこの日話す内容について確認をし、
13:35頃には会場となる体育館へ。
体育館では前に約40名近くの3年生、
後方に30名近くの保護者様が座っておられました。
3学年主任の先生の司会で講演会はスタート。
最初に校長先生から紹介をして頂き、
早速講演に...。
「赤井中学校の皆さん、こんにちは!!」という挨拶で講演会はスタート。
私の挨拶に、
生徒さん達も「こんにちは!!」と元気よく挨拶を返して下さり、
気持ちよく講演をスタートすることが出来ました。
最初に簡単に私の自己紹介から...。
2003年度(平成15年度)から入試に携わり、
3年生の皆さんが生まれる前の2007年度(平成19年度)から、
生徒募集部長としていわき市内の中学校を担当してきたこと。
その経験からまずは
「福島県いわき市の県立高校入試の動向」から...。
2016年度(平成28年度)入試で某私立高校が併願入試を無くしたことにより、
志願者数が9割以上減少したこと。
茨城県では2012年度(平成24年度)入試から、
福島県では2020年度(令和2年度)入試から2月中のT期選抜が無くなり、
特色選抜が始まったこと。
これによって私立高校入学者数が増えたことや、
いわき市内トップ校である
磐城高校が定員割れとなり、
後期選抜を実施したこと。
昨年度入試での磐城桜が丘高校の定員割れに見られるように、
ここ数年、いわき市内上位校の倍率が下がっている要因について...。
昨年度入試で多くの県立高校が定員割れとなっているが、
果たして志願者全員が合格となったのか...、
など、
私の知る限りのありとあらゆる情報をお伝えしました。
続いて
「高校選び」について。
新しい教育観により、
ここ数年、多くの国公立大学も総合型選抜を導入。
これにより、
勉強だけやっていたのでは大学入試は突破できないこと...。
それに合わせて高校でも授業・部活以外の3つ目の取り組みが重視されていること。
中学生の内から勉強だけでなく、
様々なことに挑戦して経験を積むことが大切だという事。
それも踏まえて高校選びをしなければならないこと。
そして高校入試を突破することが目的ではなく、
あくまでもそれは通過点であり、
何のためにその高校に行きたいのか、
明確な目的意識を持つことが大切だという話。
最後に
「高校入試を突破するために...」という事をテーマに、
高校入試も点数がすべてではないという事、
そして入試までの半年間、何を大切にしなければならないのか。
少しでも生徒の皆さん・保護者の皆様のために...、
と考えながらお話しさせて頂きました。
壇上での講演でちょっと生徒さんとの距離が遠く、
私の話に対する生徒さんの反応を探るのに苦労しましたが、
何人かの生徒さんに質問したりしながら、
会場全体を巻き込んでお話しすることが出来ました。
後方にいた保護者の方々も、
話の度に頷きながら聞いて下さり、
私も気持ちよくお話しさせて頂くことが出来ました。
気が付くと私の持ち時間である30分を過ぎ、
40分近くの講演となってしまいました。
若干時間をオーバーしてしまい、
申し訳ありませんでした。
最後に生徒代表の方からお礼の言葉をいただき、
講演会は終了となりました。
今回講演会でお伺いした赤井中学校の生徒の皆さん・保護者の皆様、
先日の私のお話、
少しは今後の受験に向けてお役に立てたでしょうか。
本来であれば、
自分の学校のアピールをし、
少しでも多くの志願者・入学者を...、
と思うのが普通の私立高校教員なのかもしれませんが、
私はあまりそのようなことを考えたことはありません。
過去に公立中学校3年生の担任を3回経験したことも関係しているのかもしれませんが、
例え本校を受験しようとしまいと、
例え本校に入学しようと他の高校に入学しようと、
目の前にいる、
本当に悩み、苦しんでいる受験生やその保護者様を目にするたびに、
何か私にできることはないのか、
些細な情報であっても、
少しでも受験生やその保護者様に役に立つ情報をお伝えしたい...、
常にそう思っております。
そして私も苦労した経験がありますが、
中学校の先生方に対しても、
少しでも私の話がお役に立てば...、
そう思ってお話しさせて頂いております。
先日お伺いした
赤井中学校の生徒の皆さん・保護者の皆様、
先日のお話が、
少しでも皆さんのお役に立つことが出来れば幸いです。
先日は40分近くもの間、
私の話にお付き合いくださり、
本当にありがとうございました。
最後になりましたが、
改めてこの場を借りて御礼させて頂きます。
令和6年度 No.74
明秀日立生徒募集部
posted by 明秀日立生徒募集部 at 00:01|
入試情報